おむすびころりん愛知の活動

【子どもゆめ基金助成活動】多言語で育つ子どもとその家族のためのおはなし教室

多文化家庭のための読書活動のサポート

こんにちは。私たちは外国にルーツのある家庭を絵本の読み聞かせの活動を通してサポートしています。主にはブラジル人学校や交流館などで定期的に読み聞かせのクラスをしたり、2017年は夢基金の補助金を頂いて大きなイベントを行いました。様々な言語、文化を持つ皆さんとお会いできるのをいつも楽しみにしています。今日はそのイベントについて書きたいと思います。

おむすびころりん愛知のイベントについて

イベントを主催しているおむすびころりん愛知は愛知県に住む外国につながりのある子どもとその家庭を絵本の読み聞かせの活動を通してサポートしています。共催のグローカルとよたは豊田市で国際交流のサークル活動をしています。

体験しよう!多言語よみきかせ(2017年10 月 21 日)

紙芝居をみるのが初めての親子も多数。すっかり紙芝居の世界に入り込みました。参加者の親子たちが母語での読み聞かせに挑戦。様々な言語が飛び交いました。その後、バイリンガル教育の専門家と、多言語で育つという子どもの発達について学びました。託児もあり、子育てにおいて不安なことなども積極的に質問する参加者もいました。

表現するのって面白い!劇の創作体験 (2017年12 月 9 日)

参加するみんなが『おおきなかぶ』の登場人物になって劇をします。「うんとこしょ、どっこいしょ!」って外国語では何て言うのでしょう?通訳スタッフも総出で見本の演技をし、自分が演じる役のおめんをつくり、劇を楽しみました。参加してくれた色々な国とのルーツを持つ親子さんたちから国の言葉を教えてもらいました。みんなの言葉で絵本を読みました。

切って、書いて、かみしばい工作(2017年1 月 27 日)

オリジナル紙芝居「かくれんぼ」に興味津々。この日のテーマはかくれんぼでした。かみしばいの一場面にてんとう虫を隠します。親子で真剣に取り組みました。「もういいかい」「まーだだよ」を各言語で言ってみました。いろんなかくれんぼのシーンが出来上がりました。

外国出身の参加者の感想

母語の大切さを再認識できた。いろんな国の人がいるんだということ。子どもの気持ちをいつも考えてあげたい。

講座に託児があって集中して聴けた。通訳さんがいたので難しい話もよく理解ができた。色んなアドバイスをもらえて自信がついた。(中国出身)

継承後での絵本の読み聞かせを自宅でも意識して取り組んでいきたい。(韓国出身)

小さい子でも母語のアイデンティティについて悩んでいる。いろんな国の人が母語や継承後について熱心に考えたり、勉強していることを知って欲しい。ブラジル出身