こんにちは、さびねこです。愛知県も桜が咲きました。先日交流館のお話し会ではなさかじいさんのお話を日本語とブラジルのポルトガル語の2言語でを読んできました。
日本語では、いもとようこ「はなさかいじいさん」金の星社を読みました。サイズも大きく、絵がわかりやすいのでこの絵本を選びました。
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ブラジルから来た子どもたちは、日本の昔話に馴染のないことが多いです。そんな子どもたちが日本文化の背景知識がないために、のちのち日本で暮らしていくときに不自由にならないようにと、昔話をとりあげたいと思っています。しかし、これがなかなかの難題です。日本語が平易な幼児向けの絵本は内容が簡単すぎて、大きな子どもたちには楽しんでもらえません。かといって、高学年向けのものは日本語が難しくて理解してもらえません。そのため、母語での読み聞かせがとても役に立ちます。そんな時に利用しているがこの本です。図書館などに置いてあることが多いので、ぜひ手に取ってご覧ください。今回はブラジル人の先生に読んでいただきました。読後に先生が自分にも4歳の子どもがいて、この本をぜひ自分の子どもにも読ませたいとおっしゃっていました。
「桃太郎」「ぶんぶく茶釜」「一寸法師」「花咲かじいさん」「さるかに合戦」「笠地蔵」などがポルトガル語で収録されています。一つのお話で5枚くらい絵もついています。日本とアメリカで人気になった「Japanese Children’s Favorite Stories」(Florence Sakade著、Yoshisuke Kurosaki絵、チャールズ・イー・タトル社)のポルトガル語版でブラジルで出版されました。第二集も出ています。
As Historias Prefeiridas das Criancas Japonesas,Florence Sakade e Yoshisuke Kurosaki,EDITORA JBC (ポルトガル語のフォントがなくて正確に表記できなくてごめんなさい)Amazonでも購入できるようですが、リンクが上手に晴れなくてごめんなさい。URLをつけておきます。https://www.amazon.com/Historias-Preferidas-das-Criancas-Japonesas/dp/8587679252
私たちは桃太郎のポルトガル語版を複数冊ブラジルから輸入しました。別のコーナーでご紹介してご希望者にはお分けします。そちらの案内は少しお待ちください。