久しぶりにずっと手元に置きたい、子どもたちにも読みたい絵本が増えました。
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名前のない一人ぼっちの猫が、自分の名前を探して町を歩きます。今回は日本語を勉強中のブラジルの子どもたちに、ブラジル人の先生にポルトガル語で説明してもらいながら読み進めました。みんなしっかりじっくり見入って聞き入ってくれました。読んだ後は少し、しんみり。
あ、いつもは騒がしいほど元気いっぱいの子どもたちが、シーンと静まり返りました。私は感想は求めず、ただそっと本を閉じて終えました。
猫の目がメロン色なんだという場面で、そうかそうか。メロンの色なんだと少しわかったような顔をしたけれど、どのくらい理解できたのかな。理解できなくても、何か感じてくれたかな。
たまには好きな本を読んで、反応も求めず帰ってくるのも良いのかなと思いましました。一人の男の子が、読後にこの本を手に取ってじっと眺めなおしていました。 (さびねこ)
なまえのないねこ
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